M78は，オリオン座の三ツ星の東端のζ星から北北東に2.5度のところにある，視直径8'ほどの小さな反射星雲です。 M78付近には暗黒星雲があるため星の数が少なく，その分眼視でも意外に目立つ存在です。 M78の20分ほど北東には，ほぼ同じ大きさの反射星雲NGC2071が位置しますが，実際には両者は同じ星雲が暗黒星雲によって隔てられて見えているだけです。 画面左上方に見える赤い散光星雲は、オリオン座に大きく弧を描く、バーナードループの一部です。

M78／散光星雲 赤経 05h 46m 46s 赤緯 +00°04’10" 見かけサイズ 8.4×7.8' 実サイズ 3.7光年 等級 8.3等 距離 1600光年